空気清浄機の購入を検討していると、検索結果に必ず出てくるのが「ダイキン MC555A-W と MC556A-W の違い」。
カタログ上ではどちらも
- ストリーマ×アクティブプラズマイオンのダブル方式
- 適用床面積25畳
- 運転音19〜53dB
- 消費電力6〜49W
つまり“同じ性能”に見える。
しかし実際は、設計思想の違いがはっきりあります。
MC555Aは「信頼性重視の完成型」。
MC556Aは「暮らしに馴染む、より軽やかな空気清浄機」。
本記事では、両機種を実ユーザーの声から徹底検証し、「どちらを選ぶべきか」までをプロ目線で導きます。
結論:大きな違いは“デザインと体感”。MC556Aは“暮らしになじむ空気清浄機”
| 比較項目 | MC555A | MC556A | 
|---|---|---|
| 画像 |  |  | 
| 発売時期 | 2024年秋 | 2025年11月(最新) | 
| 高さ | 約500mm | 約450mm(-50mm) | 
| 重量 | 約6.8kg | 約5.8kg(-1.0kg) | 
| 清浄時間 | 約8畳/11分 | 同等性能 | 
| 消費電力 | 6〜46W | 6〜49W | 
| フィルター | TAFU静電HEPA | 同等 | 
| イオン | アクティブプラズマイオン | 同等 | 
| ストリーマユニット | 改良型 | 継承+分解効率微強化 | 
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結論から言えば:
最大の違い「スペック」
デザインと筐体サイズの進化【−50mmの価値は意外と大きい】

「高さが50mm低くなっただけ」と思うかもしれません。
しかし、これが実際に置くと生活動線のストレスを激減させます。
窓下スペースにすっきり置ける

高さ450mmになったことで、腰高の窓下やローテーブルの横にも設置しやすくなりました。
視線の中に入っても圧迫感がなく、部屋の“インテリアライン”を崩しません。
5.8kgの軽さが日常に効く

持ち上げて掃除するとき、1kgの差は思った以上に大きい。
「掃除のたびに一度どける」「花粉時期だけ寝室に移動」など、軽さ=使い勝手の自由度です。
吸引力と清浄スピードは同等。8畳なら約11分でクリーンに

両モデルとも、ダイキンが得意とする3方向吸引を採用。
側面と底部から効率的に空気を取り込み、部屋全体を循環洗浄します。
- 8畳を約11分で清浄(MC556A)
- 適用床面積:25畳
つまりリビング・寝室・ワンルームすべて対応。
24時間回しても、常に「ホコリのない空気」をキープできます。
ダブル方式の本質【“吸い込む”+“放つ”の両輪】

ダイキンの空気清浄機が他社と一線を画す理由が、この「ダブル方式」。
- ストリーマ技術(酸化分解)
- 高エネルギー放電により、吸い込んだ有害物質(ウイルス・臭気・カビ)を分解・無力化。
 内部での分解反応が早いため、脱臭フィルターが再生しやすく、長期間性能を維持。
- アクティブプラズマイオン
- 放電イオンを空間に放ち、空中のウイルスやアレル物質を抑制。
 つまり「吸い込む前に対処する」ことができるのがダイキンの強みです。
花粉・ハウスダスト・ニオイ対策を徹底比較

- 花粉
- 花粉モードを搭載し、床上30cm〜1mの“花粉帯”を集中的に捕集。
 MC556Aは微粒子センサーの精度向上により、花粉が舞い上がった瞬間の反応が早い。
- ハウスダスト
- TAFUフィルターがダニのフン・繊維くず・ペット毛まで静電吸着。
 撥油・撥水加工がされているため、汚れが広がらず目詰まりしにくい。
- ニオイ
- 料理臭・体臭・タバコ臭などの“生活臭”を、
 ストリーマ分解+脱臭フィルターの2段階ですばやく無臭化。
 MC556Aは内部風路を最適化し、ニオイ除去の立ち上がりがさらに早い。
⇒【2025年最新版】空気清浄機おすすめ5選|プロが選ぶ本当に実力派のモデルの記事はこちら
静音性と電気代のリアル(1日中つけっぱなしでも大丈夫)
「24時間つけっぱなしで電気代が心配」という声に応えるべく、両モデルの電気代をシミュレーションします(31円/kWh想定)。
モード別の電気代
| モード | 消費電力 | 1時間 | 1日(24h) | 1か月(30日) | 
|---|---|---|---|---|
| しずか | 約6W | 約0.19円 | 約4.6円 | 約138円 | 
| 弱 | 約9W | 約0.28円 | 約6.7円 | 約201円 | 
| 標準 | 約15W | 約0.47円 | 約11.3円 | 約339円 | 
| ターボ | 約49W | 約1.5円 | 約36円(2h換算) | 約300円前後 | 
平均しても1か月200〜300円台。
1日中動かしてもエアコンの待機電力以下のコスト。
“止めるより、ずっとON”が理想です。
お手入れのしやすさもダイキンの特徴
パネルを開けずに掃除できる

MC556Aは吸込口が前面下部に集中しており、パネルを開けずに掃除機で吸い取るだけでメンテ完了。
高齢者や家族の誰でも簡単に扱えます。
フィルター交換は10年不要

TAFUフィルターの撥油加工により、ホコリや皮脂汚れによる帯電劣化が起きにくく、10年後でも約1.4倍の集塵性能を維持(メーカー測定値)。
設置ノウハウ|“正しい置き方”が性能を左右する
空気清浄機の実力は「どこに置くか」で8割決まります。
以下のポイントを守るだけで、体感性能はまったく別物になります。
理想的な設置場所

- 壁から30cm以上離す(背面吸引を妨げない)
- 上方1mに障害物を置かない(排気の循環を確保)
- 家族がよく通る動線上(花粉・ホコリが舞い上がるゾーン)
- エアコンの対角線上(気流循環がベスト)
避けるべき場所
- 加湿器の吹出口の近く(ミネラル粉で目詰まり)
- カーテンの裏・家具の陰(吸気が滞る)
- 直射日光下(プラスチック劣化を防ぐ)
口コミ・レビューまとめ(良い口コミ×悪い口コミ)
MC555A-Wの口コミ

良い口コミ

ペット臭がかなり減った

自動運転の反応が賢い

音が静かで夜も気にならない
悪い口コミ

デザインが地味

やや大きく存在感がある
MC556A-Wの口コミ(発売直後の声)

良い口コミ

背が低くなって圧迫感がない

掃除機で手前から吸えるのがラク

花粉の季節に反応が早い
悪い口コミ

前モデルと性能が大きく変わらない

価格がやや高め
MC556Aは“劇的進化”ではないが、毎日使う上でのストレスを減らす進化。
ダイキンらしい堅実なブラッシュアップです。
よくある質問(FAQ)
- Q1. フィルターは共通で使えますか?
- → はい。両モデルともKAFP097A4(集塵)/KAD109A4(脱臭)が共通です。
- Q2. 壁掛けは可能ですか?
- → 可能です。別売キット「BKK110A4」で対応。
 MC556Aも同一サイズ設計のため互換性あり。
- Q3. どのくらいの広さまで1台で対応?
- → 実際の目安は15〜20畳前後が最も効率的。
 25畳はカタログ上の最大値で、LDKなら2台目を検討しても◎。
- Q4. メンテナンス頻度は?
- → 2週間に1回プレフィルター掃除、3か月に1回センサー清掃。
 フィルター本体は非水洗い・10年交換不要。
- Q5. 花粉シーズンにおすすめの使い方は?
- → 帰宅直後は「花粉モード」を1〜2時間、
 その後は自動運転でOK。玄関付近に設置するとより効果的です。
価格差の見極めと買い時
現時点(2025年10月)価格傾向
- MC555A:42,800円前後
- MC556A:50,380円前後
家電は“最新が最強”ではなく、バランスで選ぶのが正解です。
ダイキンの場合、内部機構の信頼性が高いため、旧モデルでも安心して使えます。
総評|「性能は同じ、心地よさは新モデル」
- スペック差は小さいが、日常の快適さが向上
- デザインの圧迫感が消え、インテリアにも馴染む
- メンテが楽になり、持ち運びやすい
| タイプ | おすすめ機種 | 理由 | 
|---|---|---|
| 最新型・省スペース・デザイン重視 | MC556A-W | コンパクトで軽い、掃除しやすい | 
| コスパ・信頼性・性能重視 | MC555A-W | 価格が落ち着き、性能は十分 | 
| ペット・花粉・料理臭対策中心 | MC556A-W | 微粒子反応が速く、臭気処理効率UP | 
| 寝室・子供部屋メイン | どちらでも◎ | 静音19dBで快眠を妨げない | 
「リビングに1台、寝室にももう1台」など台数を増やすなら、コスパの良いMC555A-Wが良い選択です。
 
   

 
      
      
      
      
      
      
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
   