はじめに|ダイキンMC555とは
エアコンで世界的に知られるダイキン。空気清浄機でも長年の信頼を築いており、独自の ストリーマ技術 と 長寿命フィルター で高い評価を得ています。
今回紹介する「MC555」は、25畳まで対応するスリム型の空気清浄機。
10年間フィルター交換不要、ニオイに強い脱臭性能、静音性 が特徴で、リビングから寝室まで幅広く活躍します。
基本スペックと概要

- 2024年9月発売
- 適用床面積(空気清浄):~25畳(41㎡)
- 清浄時間:8畳を約11分
- フィルター:TAFUフィルター(静電HEPA相当、10年交換不要)
- 脱臭方式:ストリーマ分解触媒+活性炭フィルター
- イオン技術:アクティブプラズマイオン
- センサー:ホコリ/ニオイ
- 外形寸法:H500×W270×D270mm前後(※省スペース設計)
- 質量:約6.8kg
- 消費電力:6W(静音)~46W(ターボ)
- 運転音:19dB(静音)~53dB(ターボ)
「リビング対応の大風量×省スペース×長寿命フィルター」三拍子揃った万能タイプです。
おすすめユーザー
- 広めのリビングを1台でカバーしたい人
- フィルター交換コストを抑えたい人
- ニオイ(ペット臭・タバコ臭)対策を重視する人
ダイキン MC555の特徴【最重要ポイント】
10年交換不要のTAFUフィルター

独自のTAFUフィルターは、花粉・ホコリ・PM2.5をしっかり捕集しながら、静電力が長持ちする設計。
従来のHEPAフィルターの弱点「目詰まりや性能低下」を克服し、10年間交換不要 を実現。
フィルター代に悩まされることがなくなります。
ストリーマ分解技術+アクティブプラズマイオン

ダイキン独自の「ストリーマ」放電で、吸着したウイルス・菌・ニオイを分解。
さらに「アクティブプラズマイオン」を空気中に放出し、浮遊菌やニオイ成分を抑制します。
「捕集して終わり」ではなく、フィルターに吸着した物質まで分解・無害化。
ペット臭やタバコ臭など強いニオイに強みを発揮します。
コンパクト&大風量

幅27cmのスリム設計ながら、25畳対応の大風量を実現。
リビング・寝室どちらにも置きやすく、部屋を選ばない万能機。
静音性の高さ

静音モードはわずか19dB。ささやき声より小さく、寝室でも快適に使用できます。
フィルター寿命と交換コスト

- TAFUフィルター:10年交換不要
- 脱臭フィルター:同じく10年交換不要
- プレフィルター:水洗い/掃除機で繰り返し使用可
他メーカーでは「1〜2年ごとに5,000〜1万円」の交換費用がかかる場合もありますが、MC554A-Wは10年間交換不要。
長期使用で数万円レベルの節約が可能です。
▼新旧モデルの違いの記事はこちら▼
電気代の目安(1日8時間×30日・31円/kWh)
- 静音(6W):6×7.44=約45円/月
- 中(25W想定):25×7.44=約186円/月
- ターボ(46W):46×7.44=約342円/月
実際には自動運転で静音~標準の切り替えが多いため、月100〜200円前後に収まるのが一般的です。
MC555の口コミ・評判を徹底レビュー
良い口コミ(メリット)

フィルター交換が10年不要というのが一番の魅力。前の機種では毎年交換代がかさんでいましたが、これは長期的に安心です。

犬を飼っているのですが、ペット臭がかなり軽減されました。来客に『前より全然臭わない』と言われ、効果を実感しました。

タバコを吸いますが、部屋にニオイが残らなくなりました。ストリーマの分解効果は本物だと思います。

寝室に置いています。静音モードは本当に静かで、音に敏感な私でも気にならず眠れます。
悪い口コミ(デメリット)

加湿機能がないので、冬は別途加湿器を用意しないと乾燥するのが残念

アプリ連携や空気質の数値表示がないのは残念。同価格帯のブルーエアにはあるので比較すると物足りない。

脱臭力は優秀ですが、フィルター掃除をサボると効きが落ちるのを感じます。また、ターボにすると風切り音がかなり大きい。
口コミを総合すると、
- 強み:ニオイ対策、フィルター長寿命、静音性
- 弱み:加湿機能なし、強運転の音
「ランニングコストを抑えつつ、リビングやペットのいる家庭でニオイ対策を重視したい人」には最適。
MC555はこんな人におすすめ
おすすめユーザー
- 広めのリビングを1台でカバーしたい
- フィルター交換代を節約したい
- ペットやタバコのニオイに悩んでいる
- 寝室でも静かに運転させたい
ダイキン MC555を最大限活かす置き場所・使い方のコツ

MC555はスペックだけ見ると「25畳対応のハイパワーモデル」ですが、置き場所や使い方次第で体感性能が大きく変わる機種です。ここでは、リビングや寝室でのおすすめの使い方をまとめました。
① リビングでは“エアコンの風の通り道”に置く
リビングで使う場合は、ただ壁際に置くだけではもったいないです。
- エアコンの吹き出し口の下あたり、または対角線上に置く
- エアコンの風に乗せて、部屋全体に「きれいな空気」を回すイメージ
- ソファや家族が集まるエリアの近く〜やや手前に設置
このように設置すると、ストリーマとアクティブプラズマイオンの効果が部屋全体に行き渡りやすくなり、花粉やニオイの抜け方が体感しやすくなります。
② 寝室ではベッドから1m以上離し「静音+自動」メインで
寝室で使う場合は、ベッドの真横に置くと風や音が気になりやすいです。
- ベッドから1〜2mほど離れた位置に置く
- ベッドの斜め前に配置し、風が体に直接当たらないようにする
- 運転モードは「自動」か「静音」が基本
MC555は静音時19dBと非常に静かなので、上記の置き方であれば、音に敏感な方でも眠りを妨げにくい環境にできます。
③ ペットのニオイ対策なら“トイレの近く+リビングの中央”の2択
ペットのニオイをしっかり取りたい場合は、
- ペットトイレやケージの2〜3m手前に置く
- ニオイがこもりやすい部屋の中央寄りに設置して空気を循環させる
- 来客前やニオイが気になるときは、一時的にターボ運転で一気に浄化
「普段は静音〜自動」「ニオイが気になるタイミングだけ強めに回す」という使い方をすると、電気代も抑えつつ、ニオイ対策もしっかりできるバランスの良い運用ができます。
④ 24時間つけっぱなし運転が基本
花粉・PM2.5・生活臭は、目に見えないタイミングで常に出入りしています。MC555は省エネ設計なので、
- 基本は自動運転で24時間つけっぱなし
- 不在時や就寝時は静音モードに切り替え
という使い方がもっともおすすめです。
1日8時間使用で月100〜200円前後と本文でも解説した通り、電気代の負担も比較的小さく抑えられます。
ダイキン MC555でよくある失敗3つと、その対策

口コミを見ていると、MC555自体は優秀なのに「選び方」や「使い方」を間違えて損をしているケースもあります。ここでは、よくある失敗と対策を整理しておきます。
失敗① 「加湿もできる」と勘違いしてしまう
MC555は空気清浄専用機であり、加湿機能は搭載されていません。
冬の乾燥がつらい方が「これ1台で加湿もできる」と思って買ってしまうと、どうしても物足りなさを感じてしまいます。
- 対策:
- 乾燥対策まで1台で済ませたい場合は、シャープ KC-T50のような加湿空気清浄機も候補に入れましょう。
「ニオイ・花粉はMC555」「加湿は専用加湿器」という役割分担もおすすめです。
失敗② プレフィルター掃除をサボって“効かない”と感じる
MC555のTAFUフィルターは10年交換不要ですが、背面のプレフィルターにホコリがびっしり付いたまま使い続けると、
- 風量が落ちて清浄スピードが遅く感じる
- 運転音が大きくなる
- ニオイの抜けも悪くなる
といった症状が出やすくなります。
- 対策:
- ・プレフィルターを外して掃除機でホコリを吸う
・汚れがひどい場合は、水洗いしてよく乾かしてから戻す
この「月1回・5分のメンテナンス」で、TAFUフィルター本来の性能を長く維持できます。
失敗③ 25畳以上のLDKで“1台で全部カバー”しようとする
MC555はカタログ上「25畳対応」ですが、天井が高い家やL字型のLDKなどでは、実質的に20畳前後を目安と考えた方が安心です。
- 対策:
- ・広いLDKの場合は、MC555+別室用のサブ機という使い方も検討する
・キッチン側ではなく、家族が集まるソファ付近を中心にカバーする意識で置く
・どうしても家全体をカバーしたいなら、空気清浄機おすすめ5選の記事も参考に、よりハイパワーな機種を検討
他モデルとの比較
| 項目 | シャープ KC-T50 | ダイキン MC555 | ブルーエア Blue Max 3250i | Airdog X3D | アイリスオーヤマ PMAC-100 |
| イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| タイプ | 加湿空気清浄機 | 空気清浄機 | 空気清浄機 | 空気清浄機 | 空気清浄機 |
| 適用畳数の目安 | 空気清浄:〜23畳 加湿:〜13畳 | 〜25畳 | 〜12畳(20㎡) | 〜20畳 | 〜10畳 |
| 最大風量 | 5.1㎥/分 | 5.5㎥/分 | -(高CADR:141cfm) | 約5.0㎥/分 | 2.0㎥/分 |
| 騒音(最小〜最大) | 20〜52dB | 19〜53dB | 18〜46dB | 22〜51dB | 26〜45dB |
| 消費電力 | 3.1〜54W | 6〜46W | 2.5〜20W | 8.7〜27W | 19〜40W |
| 加湿機能 | あり (最大500mL/h) | なし | なし | なし | なし |
| フィルター方式 | HEPA+脱臭+プレフィルター +プラズマクラスター | HEPA+脱臭+プレフィルター +ストリーマ&プラズマイオン | 独自フィルター+活性炭 | TPAフィルター(水洗い再利用) | HEPA+脱臭+プレフィルター |
| フィルター寿命 | 約10年 (集じん・脱臭) | 約10年 | 約6〜9カ月 | 交換不要 (定期水洗い) | 約2年 |
| 月々の電気代目安 | 約23〜402円 | 約45〜342円 | 約19〜149円 | 約65〜201円 | 約141〜298円 |
| 強み | 加湿+空気清浄を1台で 花粉&乾燥対策に強い | 広いリビング向けパワー ペット臭・生活臭に強い | デザイン性と静音性 スマホ連携 | 超高性能+ランニングコスト安 フィルター代ゼロ | 1万円以下で導入しやすい 一人暮らし向け |
| おすすめな人 | 花粉症・乾燥肌・小さなお子様がいる家庭 | ペットのいる家庭・20畳前後のリビング | 見た目重視・寝室や書斎用 | 長く使う本命1台が欲しい人 | ワンルーム・寝室・初めての1台 |
| URL | ⇒楽天市場はこちら ⇒アマゾンはこちら ⇒ヤフーはこちら | ⇒楽天市場はこちら ⇒アマゾンはこちら ⇒ヤフーはこちら | ⇒楽天はこちら ⇒アマゾンはこちら ⇒ヤフーはこちら | ⇒楽天市場はこちら ⇒アマゾンはこちら ⇒ヤフーはこちら | ⇒楽天はこちら ⇒アマゾンはこちら ⇒ヤフーはこちら |
詳しくは ⇒【2025年最新版】空気清浄機おすすめ5選を参照。
ダイキン MC555に関するよくある質問(Q&A)
- Q1. ダイキン MC555は何畳まで使えますか?
- A. メーカー公称では空気清浄:~25畳(41㎡)です。実際には、天井高や部屋の形にもよりますが、20畳前後のリビングなら1台でしっかりカバーできます。25畳以上の広いLDKや吹き抜けリビングでは、設置場所を工夫するか、もう1台サブ機をプラスすると安心です。
- Q2. 電気代はどのくらいかかりますか?
- A. 本文でも紹介している通り、31円/kWh・1日8時間×30日で計算すると、
・静音(6W):約45円/月
・中(25W想定):約186円/月
・ターボ(46W):約342円/月
実際の使用では自動運転で静音〜標準が中心になるため、月100〜200円前後に収まるケースが多いです
- Q3. フィルターは本当に10年間交換不要ですか?
- A. TAFUフィルターと脱臭フィルターは、いずれも交換目安10年とされています。ただしこれは、
・プレフィルターを定期的に掃除している
・喫煙量やペットの頭数が極端に多くない
といった条件を前提にした目安です。タバコの本数が多い家庭やペット複数飼いの場合は、5〜7年程度での交換も視野に入れておくと安心です。
- Q4. 加湿機能がないけど、冬場は困りませんか?
- A. MC555には加湿機能がないため、冬の乾燥が気になる方は別途加湿器を併用する必要があります。逆に言うと、
・加湿器特有の「タンク・トレーの掃除」が不要
・内部構造がシンプルで、お手入れが楽
といったメリットもあります。
「とにかくニオイとホコリをどうにかしたい」ならMC555だけでも十分、「乾燥も何とかしたい」なら、加湿空気清浄機 KC-T50や単体加湿器との併用がおすすめです。
- Q5. ペットのニオイには本当に効きますか?
- A. 口コミでも紹介した通り、ペット臭・タバコ臭に対する評価はかなり高いモデルです。ストリーマ分解技術+アクティブプラズマイオン+脱臭フィルターの組み合わせで、
・ペットトイレ周りのニオイ
・リビング全体にこもる生活臭
などをしっかり抑えてくれます。効果を最大化するには、トイレやケージの近く(2〜3m)+リビング中央寄りの設置がポイントです。
まとめ|長寿命フィルターと脱臭力で選ぶならMC555

MC555は、
- 10年交換不要のフィルター
- ストリーマ+アクティブプラズマイオンの分解力
- 25畳対応の大風量と静音性
を兼ね備えた、ダイキンならではの実力派モデルです。
加湿機能はありませんが、その分お手入れはシンプル。
ニオイ・花粉・PM2.5をまとめて対策でき、「ランニングコストを抑えて長く使いたい」人に最適です。

COCOMOYA編集部。現場経験を持つ 第二種電気工事士・2級ボイラー技士・危険物乙4(乙種第4類)・エアコンクリーニング士・調理師 の資格保有者として、家電と暮らしにまつわる「ほんとうに使える情報」だけを発信しています。
エアコンや空気清浄機などの住宅設備から、キッチン家電・季節家電まで、実際の施工・メンテナンス・調理の経験を踏まえた視点でレビュー・比較を行うのがモットーです。
メーカー目線ではなく、あくまでユーザー目線で「失敗しない家電選び」をサポートします。






