はじめに|KC-T50はシャープの定番モデル
花粉や黄砂、PM2.5、生活臭や乾燥といった空気の悩みを一台でカバーしてくれるのが、シャープの 加湿空気清浄機 KC-T50 です。
発売以来、リビングや寝室にちょうどよいサイズ感と、シャープ独自の プラズマクラスター7000 技術で安定した人気を誇ります。
楽天市場でランキング上位の人気機種です。
本記事ではKC-T50の 特徴・電気代・口コミ・フィルター交換情報 を徹底解説します。
KC-T50の基本スペックと概要

- 空気清浄適用床面積:~23畳(38㎡)
- プラズマクラスター適用床面積:約13畳(21㎡)
- 加湿方式:気化方式
- 最大加湿量:500mL/h
- 給水タンク容量:約2.5L
- 外形寸法:幅399×奥行230×高さ613mm
- 質量:約7.5kg
- 消費電力(空気清浄):静音3.1W/中13W/強54W
- 消費電力(加湿空気清浄):静音3.6W/中11W/強20W
- 運転音:静音20dB/中35〜38dB/強42〜52dB
- 清浄時間:8畳を12分(空気清浄時)
「リビング全体を強力に浄化する大型モデル」ではなく、寝室や個室・小〜中規模の部屋に最適な中堅クラスです。
KC-T50の特徴【最重要ポイント】
プラズマクラスター7000搭載

シャープの代名詞である「プラズマクラスター技術」を搭載。
自然界に存在するのと同じプラスとマイナスのイオンを放出し、空気中に浮遊する菌やウイルスを抑制します。
さらにタバコ臭やカビ臭などのニオイ分子を分解する作用も期待でき、清潔で心地よい空間を保ちます。
特に 花粉シーズンやインフルエンザ流行期 など、空気の質が体調に直結する時期に効果を実感しやすいのが特徴です。
コンパクトサイズで設置しやすい

幅39.9cm・奥行23cmとスリム設計で、ベッド横やデスク脇など限られたスペースにも配置可能。
重量も約7.5kgと比較的軽いため、掃除のときに移動させるのも容易です。
「リビング全体をカバーする大型機」ではなく、個室や寝室用にベストバランスのサイズ感です。
加湿+空気清浄のW機能

KC-T50は「空気清浄」と「加湿」を同時に行えるハイブリッド型。
冬場の乾燥シーズンには湿度40〜60%を維持しやすく、喉や肌の乾燥対策に有効です。
また、加湿によって花粉やホコリが床に落ちやすくなるため、花粉症対策にもプラス効果。
別々に加湿器と空気清浄機を買うより省スペースで効率的です。
使いやすいタンク設計

加湿機能を支える給水タンクは容量2.5Lで、一般的な寝室や個室なら一晩十分に稼働可能。
取っ手がついていて持ち運びしやすく、奥まで手を入れて丸洗いできる構造なので衛生的です。
また、Ag+イオンカートリッジを組み合わせることで水中の菌繁殖を抑制でき、清潔な加湿を長期間維持できます。
ダブル脱臭フィルターで生活臭をしっかり吸着

KC-T50は、タバコ臭・料理臭・ペット臭・汗臭といった生活の中で発生しやすい不快なニオイを吸着する ダブル脱臭フィルター を搭載しています。
活性炭を用いた高性能フィルターで、長寿命(交換目安:約10年)設計のため、こまめな交換コストを気にせず長く使えるのも大きなメリットです。
センサーとモニターで見える安心

KC-T50は「ニオイ・湿度・温度センサー」を搭載。空気の状態を自動で検知し、適切な運転モードに切り替えてくれます。
また、本体正面には「きれいモニター」「湿度モニター」があり、空気の状態を色やランプで一目で確認できます。
ユーザーが「今、部屋の空気がどうなのか」を可視化できるのは安心感につながります。
フィルター仕様と交換時期・型番
Ag+イオンカートリッジ

- 型番:FZ-AG01K1 (1個)
- 交換目安:約1年
- 水中の雑菌繁殖を防止。交換目安は約1年。
静電HEPAフィルター
- 型番:FZ-D50HF
- 交換目安:約10年
- 0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集。花粉やPM2.5はもちろん、細かいホコリにも対応します。
ダブル脱臭フィルター
- 型番:FZ-D50DF
- 交換目安:約10年
- タバコ臭・料理臭・ペット臭など生活臭全般を吸着。長寿命仕様で交換頻度は少なめ。
加湿フィルター

- 型番:FZ-Y80MF
- 交換目安:約10年
- 水道水のミネラルによる汚れやカビの繁殖を抑え、長期間使える仕様。
使い捨て加湿プレフィルター

- 形名:FZ-PF50MF(6枚入り)
- 交換目安:1か月ごと
- 加湿トレーにセットして、カルキや汚れを吸着し、加湿フィルターの負担を軽減。
使い捨てプレフィルター(本体吸気口用)

- 形名:FZ-PF51F1(6枚入り)
- 交換目安:1か月ごと
- 本体背面のプレフィルターに貼り付けるタイプ。ホコリやペットの毛をブロックし、内部フィルターの寿命を延ばす。
お手入れ方法
プレフィルター:月1回を目安に掃除機でホコリを吸い取る。

加湿タンク:週1回程度、スポンジで洗浄。手が奥まで入る設計で衛生的。

電気代の目安(1日8時間×30日・31円/kWh)
空気清浄時
- 静音(3.1W):約23円/月
- 中(13W):約97円/月
- 強(54W):約402円/月
加湿空気清浄時
- 静音(3.6W):約27円/月
- 中(11W):約82円/月
- 強(20W):約149円/月
実際の使用は「自動運転」で中運転が多いため、月100〜200円程度に収まるケースが一般的です。
KC-T50の口コミ・評判を徹底レビュー
良い口コミ(メリットを感じた声)
- 口コミ: 花粉症が楽になった(30代女性)
- 毎年春は花粉で目も鼻もつらかったのですが、KC-T50を寝室に置いてから朝の鼻づまりがかなり軽減されました。加湿のおかげか喉のイガイガも減り、空気清浄機の効果を実感できました。
- 口コミ: 静かで寝室にぴったり(40代男性)
- 強運転だとそれなりに音がしますが、自動運転にしておくと夜は静音モードに切り替わるのでほとんど気になりません。扇風機の弱風よりも静かなくらいで、睡眠を妨げることはありません。
- 口コミ:肌の乾燥が改善(20代女性)
- 冬はエアコン暖房で肌がカサカサになっていましたが、加湿を使うとしっとり感が戻りました。プラズマクラスターの美肌効果は正直半信半疑でしたが、使ってみると乾燥対策としては十分です。
- 口コミ:ペット臭が減った(50代女性)
- 犬を室内で飼っていてニオイが気になっていましたが、KC-T50を使ってからは空気がさっぱり。来客にも『部屋が臭わなくなったね』と言われました。脱臭フィルターの効果を感じます。
悪い口コミ(気になった点・デメリット)
- 口コミ:水タンクの手入れが面倒(40代女性)
- タンクが大きいのはありがたいですが、毎日の給水と掃除は正直面倒です。Ag+カートリッジを入れても週1回はスポンジで洗わないと水垢が出てきます。
- 口コミ:強運転の音はそれなり(20代男性)
- 空気を一気に清浄したいときに『強』にすると、扇風機を強風で回しているくらいの音がします。リビングでテレビを見ているときは少し気になるレベルです。
- 口コミ:加湿の蒸気が見えない(30代女性)
- スチーム式ではなく気化式なので、加湿している感覚が少ないです。数値的にはしっかり加湿されているのですが、『本当に出てる?』と思う瞬間はあります。
口コミを総合すると、
メリット:花粉・乾燥対策に強く、静音性と脱臭効果も高評価
デメリット:水タンクの手入れや加湿範囲の狭さに不満の声あり
つまりKC-T50は「寝室や個室で快適に過ごしたい人」には最適ですが、「広いリビング全体を加湿したい人」には別のモデル(上位機種)が向いています。
KC-T50はどんな人におすすめ?
- 花粉症や乾燥に悩む人
- 小さな子どもや高齢者のいる家庭
- 寝室や個室で静かに使いたい人
他モデルとの比較
- ダイキン MC554A-W:浄化能力と省エネ性は上位。リビング用ならこちら。
- ブルーエア 3250i:デザイン性と浄化スピードで選ぶなら有力。
- Airdog X3D:フィルター交換不要で長期コスパ最強。
- アイリス PMAC-100:1万円以下の低価格で一人暮らし向け。
- 詳しくは ⇒【2025年最新版】空気清浄機おすすめ5選をチェック。
まとめ|シャープ KC-T50は花粉・乾燥対策に強い中堅モデル

シャープ KC-T50 は、公式スペックに裏付けられた バランスの取れた中堅モデル です。
- プラズマクラスター7000 による菌・ウイルス・ニオイ抑制
- 加湿+空気清浄のハイブリッド機能 で冬・春に強い
- ダブル脱臭フィルター による生活臭(汗臭・ペット臭・料理臭)の吸着
- 静音性の高さ(20dB) で寝室でも快適
- 消費電力の低さ によるランニングコストの安さ(月100〜200円程度)
- 豊富なフィルターラインナップ(10年交換不要の長寿命+使い捨て補助フィルター)
これらの特徴から、KC-T50 は 「寝室や個室に置く1台目」として最適 です。
特に、花粉症や乾燥に悩む方、小さなお子様や高齢者のいる家庭では、健康サポート家電として心強い存在になります。